男同士のSMプレイ募集から詐欺被害に遭ったノンケ男性さん(40歳・保育士)にインタビュー

男同士のSMプレイ募集から詐欺被害に遭ったノンケ男性さん(40歳・保育士)にインタビュー

智春さん(40歳・男性・東京都・保育士)への取材インタビューです。

ツイッター(現X)からの男同士のSMプレイ募集で、詐欺被害に遭ってしまった智春さん。すぐLINEを聞かれて、教えてしまったことから、裏垢男子の怖さを知ったそうです。

取材メモ
プロフィール 智春さん(40歳・男性・東京都・保育士)
SMエロ電話の頻度 週2~3回
時間帯 深夜~早朝
主な相手 男性ライバー、素人ゲイ男性
よく使うサイト アスリートアプリ
道具 特になし
やり方 相手の性癖に合わせる
工夫した点 すぐ会わない、信頼関係を築く

男同士に目覚めたきっかけ

ヒロシ:はじめに、智春さんが男同士の見せ合いに目覚めたきっかけを教えてください。

智春さん:元々、男性に興味があったわけではありません。偶然、男性ライバーのいるアダルト配信を覗いたのがきっかけです。

ヒロシ:昔から、性の対象は女性だったのでしょうか。

智春さん:はい。彼女もいましたし、セックスの相手は女性でした。

ヒロシ:男性も性の対象になり得ると気付いたのは、いつ頃ですか。

智春さん:男性ライバーの配信で抜くようになったのは最近ですが、幼少期から、男性のペニスに興味がなかったわけではありません。例えば、エロ動画で抜くときに、女性のアソコよりも男性のペニスに興奮してしまう自分には気付いていました。

ヒロシ:昔から、ゲイの素質があったのですね。

智春さん:そうかもしれません。

ヒロシ:有料のアダルトライブ配信では、男性ライバーや、男同士のカップル配信も当たり前の時代になりました。なぜ、ツイッター(現X)からSMプレイ相手を見つけたのでしょうか。

智春さん:あえてツイッターにこだわっていたのではなく、たまたま、SMプレイ関連のハッシュタグを眺めていたら、SMプレイ募集を見つけたので、興味を持ったのがきっかけです。いわゆる裏垢男子が、サクッと公園でやれる相手を募集しているのを見て、ツイッターでもやれると思いました。

ヒロシ:ツイッターからのDMで、すぐ待ち合わせをしたのでしょうか。

智春さん:写真を見たいと言うと、すぐ送ってくれました。オナニー中のような写真で、真上にそそり立った太いペニスでした。

ヒロシ:DMのやり取りを経て、待ち合わせをしたのですね。

智春さん:興奮してしまい、詐欺に遭うなど想像もしていませんでしたよ。今思えば、脇が甘かったと思います。

裏垢男性とのLINE交換、待ち合わせはこんな感じ

ヒロシ:ツイッター(現X)で出会った男性と、会うことはできなかったのですね。

智春さん:はい。結論を言うと、ドタキャンされました。ツイッターのDMでやり取りをしていると、LINEを教えて欲しいと言われました。LINEならビデオ通話で見せ合えると言われ、興奮してしまったので、すぐLINEを教えました。

ヒロシ:それから、LINEでやり取りをしたのでしょうか。

智春さん:いいえ。LINEのIDを教えたのに、LINEは何も送られてこなくて、ずっとツイッターのDMだったのも怪しいポイントです。

ヒロシ:待ち合わせ場所は、相手が指定してきたのですか。

智春さん:はい。お互いの住まいの中間地点として、新宿の歌舞伎町にしました。でも、待ち合わせ場所に行ってみると、いわゆる立ちんぼと、ホームレスしかいなかったんです。2時間近く待ちましたが、誰も来ませんでした。

ヒロシ:いわゆるドタキャンですね。

智春さん:はい。いい勉強だと思ってます。

ヒロシ:やはり、ツイッターのようなSNSからの出会いは、詐欺が多いと思いますか。

智春さん:詐欺が多いかどうかは分かりませんが、連絡手段が限られているので、ドタキャンの覚悟は必要だと思いました。あと、いきなりLINEを教えて欲しいと求められるのも、怪しいと思います。結局、こちらのLINE IDを聞いて、どのように悪用されるのか、その使い道が分かりませんが、ほかの詐欺に利用されるかもしれないので、LINEを相手から聞かれた場合は用心した方がいいと思います。

ヒロシ:逆に、男同士のSMプレイ募集で、どのような出会いがベストだと思いますか。

智春さん:見せ合いだけしたいなら、連絡先を交換せず、アダルトライブチャットをやるのが安全だと思います。ゲイ男性の配信や、ゲイカップルの配信もすぐ見れる時代なので、それだけでも抜けます。

ヒロシ:オフパコしたい場合はどうですか。

智春さん:あまり詳しくはありませんが、出会い系サイトがいいと思います。条件付きの割り切りが多いですが、今日会える男性がよく募集をかけています。

男同士はテレフォンセックスがベスト

ヒロシ:男同士のSMプレイは、どのようなツールで楽しんでいますか。

智春さん:私のケースだと、テレフォンセックスがベストです。お互いに顔出しせず、性癖をカミングアウトできるのが気に入っています。

ヒロシ:アナログなテレフォンセックスが、逆にいいのですね。

智春さん:SMプレイというセンシティブな性癖の場合は、いきなりビデオ通話で見せ合うよりも、声からの方がいいと思います。

ヒロシ:テレフォンセックスを楽しむ上で、気を付けている点や工夫はありますか。

智春さん:アプリだと、通話料という概念がありませんが、ツーショットダイヤルの場合は電話代がかかりますよね。私の場合は、格安SIMのオプションで、通話かけ放題を付けて、電話代を抑えています。私はpovoを使っていますが、24時間のかけ放題で1,650円というオプションがあるので、それを付けて、その日は思いっきりテレセを楽しみます。

ヒロシ:将来、AIセックスやメタバースセックスでも、SMプレイを楽しめるようになると思いますか。

智春さん:よく分かりません。でも、バーチャルな空間でSMプレイできるなら、興味はあります。自分も相手も架空のアバターになれば、身バレもないですし、詐欺被害も減るのではないでしょうか。

編集後記

今回は、X(旧ツイッター)からSMプレイ募集をしていた男性に、ドタキャン詐欺をされてしまった智春さんにお話を伺いました。

Xには、裏垢でSMパートナー募集をしているゲイ男性をよく見かけますが、年齢確認も本人確認も不要のソーシャルメディアは、業者や未成年者の温床です。

特に、SMプレイという性的嗜好や、男同士という性的嗜好をカミングアウトする場合、信用できない相手とLINE交換をするのは避けるべき、という教訓を学べます。

特に、出会ってすぐLINEを聞かれるのは、詐欺の証拠。

逆に、ツーショットダイヤルや出会い系サイトから出会い、電話やメッセージのやり取りを重ねて、性癖がマッチするかどうかを確かめるのが、安全な出会いと言えます。

近い将来、AIセックスやメタバースセックスでも、男同士の見せ合いやSMプレイをもっと楽しめるようになるはずです。

やはり、ネットの出会いをすぐ信用せず、じっくりと信頼関係を築いてから会ってセックスするという自己防衛が欠かせません。

SMエロ電話体験談


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